転職活動で大事なこと ~転職の軸~

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20代後半から30代前半において1度目の転職をする人が60%近く経験しているとされています。近年、新卒採用は売り手市場とされ、学生が企業を選ぶ時代とされている中、中途採用においても、就職氷河期と比較して転職は実施しやすくなったいます。
※転職エージェント情報

しかし、転職活動を行っていく中で成功する方、失敗する方の明暗が分かれています。
転職活動、就職活動など、すぐに上手くいく人、そんな方が周囲にいたのではないでしょうか。

その類の方に共通していることは『軸』をしっかり持って行動しているということです。

転職活動に軸が必要な理由

軸を考える上で大事なこと

転職活動では①職務経歴書の作成、②面接など様々な節目があります。
それを上手にうまく乗り越えることが重要だと考えるかもしれません。確かに試験を合格することは重要です。しかし、転職活動で一番大事なものは面接を乗り越えることではありません。転職を行う『動機』、『目的』です。

  • 動機 → なぜ、転職活動を行うのか。
  • 目的 → どのような成長・経験を得て変わりたいのか。

この2つががなり大事な自分の中の地図になります。地図をしっかり固めないで転職の海に飛び込むと途中で迷子になり、自分がなぜ転職活動を始めて、何がしたいのか、将来どんな人間に成長したいのかを見失うことになります。

なぜ、軸を決めるのか?

経験から言うと、書類選考や面接対策等で上手くいかない時に不安になります。今までに経験したことない不安です。新卒採用の際はみんなで同じ報告に向けて取組ますので情報の共有や現状報告、ナリッジ共有が簡単にできるので不安を解消することができましたが、転職は異なる時期に行うことが一般的です。その時に自分を支えるのが、『軸』です。

また、自分がなぜ転職をしたいのか、どのように成長したいのかといった動機・目的を明確にすることで、自ずと自分の目指すべき職業や行動の指針となります。

実現したい自己に最も近い道を見出すことに繋がるのです。そのため、〇〇物産株式会社に絶対入社したい。と思い転職活動をするといった企業決め打ちで行動するのではなくて、自分の軸に基づいて構造するので、商社だけでなく、コンサルで実現できるかも知れません。そのように軸をベースに行い、迷いや一過性のショックを受ける必要がなくなります。

軸の考え方

ではどのように転職に必要な『軸』を考えていくのかを考えていきます。重要な内容になりますのでしっかりと考えていきます。

動機(転職のきっかけ)

なぜ転職をしようと思ったのかについて考えていく必要があります。

  • なぜ現職を辞めると決めたのか?
  • それを決めたきっかけは?
  • その理由は現職では叶えられないのか?

皆さんが行う行動や選択には必ず何かしらのきっかけや考えが内在的に存在しております。それを言語化できる状態まで自己分析していきます。自己分析の時は、当然ですが本音で考えていきます。これめちゃ大事です。当然ですが、他人に見せるわけではないし、そのまま面接で使うわけでもありません。自分のことを知り、将来の選択肢を自らで知ることが重要です。まず、想像するか思い出してみてください。『何が嫌で何ができないか。』これを考えてそこに紐づく記憶を辿っていくと自分が実現したいものが見えてきます。

私の場合は

  • 専門性のある仕事がしたい(ソリューション営業)
  • 早期マネジメント経験
  • 海外営業の経験
  • しがらみがめんどくさい
  • 給与UP

私は自分のスキルを身に付け、自分の市場価値を高めたいというような自分の軸を武器に転職活動を行いました。

あえて抽象的な幅を持たせています。私の場合はキャリアチェンジを目的としているため、職種のジャンルを詳細まで決めず、あくまでも経験が積めるという軸で活動を行いました。これを自分の言葉でスムーズに伝えられる状態まで思考を言語化できるようになれば、面接や職務経歴書を通して発信する際に適切な対応しやすくなります。これと同時になぜ現職に入社しようと決めたのかについて思い出して言語化できるように準備することが大事です。

  • 新卒時にどのような転職活動を行っていたか?
  • どのような業界・職種で活動したのか?
  • それはなぜか?※特に大学の学科と異なるジャンルの場合、説明が必要。
  • その中で現職に就職を決めたのか。具体的に考えてみてください。

目的(どのような成長をしたいか)

私の例の部分で記載しましたが、私の場合は市場価値を高めることをベースに考えていました。30代前半で成長できるところまでいかに引っ張りあげれるかに挑戦するのが目的です。

そのため、マルチなスキルを構築し、多様に活躍できる特別感を身に付ける必要があります。特定の小さな狭い範囲で戦うのではなく、複数のスキルを伸ばして人と被らないニッチな分野戦う(ブルーオーシャン戦略)人生にしたいというものです。

この考え方はそれぞれの価値観に合わせたものが必要です。※私の場合は年齢を重ねる前にできる限り多く経験をし、市場価値を高める。

そのため休日が多く、組織で判断し年功序列のような企業で働きたいというような目的の方もいるかと思います。これも正解だと私は思います。

ここで大事なのは、私が求める企業とこの方が求める企業が求める思考とスキルは異なるという点をきちんと把握しておけば問題ないです。安定志向で着実に成長し、貢献したい方は、協調性や調整力、ほかと異なる技術力が求められます。リーダーシップよりは組織の中で調整し、着実に情報を整理しチームとして働く人間が好まれることでしょう。

この思考の部分と転職活動をしようと思ったきっかけが合うこと、自分のスキルや伸ばしたいスキルが企業が求めるものと一致すれば転職活動を成功しやすくなるという流れです。

具体的にどうやる?

やり方はシンプルです。紙とペンを使って自分の考えをひたすら書きます。※私は独り言で頭を整理します。人によってやり方は違いますが、ロジックツリーのように深く掘り下げていく方法と、自分という人間と関係のあるスキル、職歴、思考からマインドマップを作成する方法が主なやり方です。このやり方については検索して試していただけると思考の言語化に役立つと思いますのでチャレンジしてみてください。

終わりに

転職活動を行う際に重要な『心の軸』について書いていきました。自分の思考を言語化することで納得のいく転職活動を行えます。そのために必要なことを書きましたので、行動する前に一度立ち止まり自分と冷静に向き合い考える時間を設けてみてください。最高の転職になることをお祈りします。

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