進学、就活、転職、留学、起業・・・
人生には多くの分岐点があります。
そして、ライフステージによって様々な選択肢の中から選ばなくてはなりません。
そのためには数多の情報から、自分に取って必要となるものを取捨選択し、
考えをまとめる必要があります。
就職活動や転職などで”なぜか、すぐに内定や進路がすぐに決まる人”が周りにいませんでしたか。
その違いは自分の潜在的な欲求を理解しているかどうか。
この差が年齢を重ねるごとに行動に影響をあたえ、発言力に違いが生まれます。
ただ、下記のような環境化で育ち自分の要求を意識したことがない方がいるでしょう。
・努力不要で自分の学力で入れるレベルの高校、大学を選んでいる方
・自分で選択せず、親の意見や友人に合わせてきた方(学校、部活、サークルなど)
このような方は『自分の要求=自分がやりたいこと』に鈍感になっている傾向があります。
今、自分がやりたいことをすぐに言えない方は自己分析が必要な状況だと言えます。
自己分析は重要
自分を知ることは重要です。
自分を知らずに行動をするのは地図を持たずに航海をすることに近いです。
壁にぶつかるたびに軌道修正するのは、正直時間がもったいないです。
人生の軸を決める
一生涯の軸を決めると聞くと大袈裟に聞こえるかも知れませんね。
ただ、あながち冗談ではありません。
・あなたが今まで歩んできた人生を見つめ直すこと=過去
・これからしたいことを考えること=未来
この二つを深堀すると自分の選択にはある共通の傾向が見つかります。
また、自分の分岐点を探ることでどのように自分の考え方が変遷していったのを知ることができます。
このように自分の特性を理解できると、『人生の軸』が見えてきます。
武器を知る=スキル理解
人生の軸に沿って選択するためには、自分の武器=スキルを理解する必要があります。
これは分かりやすいですよね。
簡単な例を挙げると、
海外営業職、食品メーカーを希望するケースでは以下のスキルが必要です。
・コミュニケーション力
・ビジネスレベルの語学力
・食品、化学に関する知見
・体力
ただ、これは机上のスキルです。
このような内容を伝えるだけでは人事には伝わらないし、浅はかです。
じゃあ、どうするか。
『机上のスキルを自分の経験で色付けする』
これだけで自分の武器になります。
例えば、コミュニケーション力について考えてみましょう。
・なぜコミュニケーション力があると感じたのか。
⇒どのような経験から。どのような結果か。なぜそのような行動をしたか。再現性はあるか。
掘り下げることで一つのエピソードとして自分の中に整理します。
このようにすることで自分の武器を知り、強味になります。
他人との違いを理解
人生の軸を知り、自分の武器を理解することで、
自分を知ることになります。
これは別の目線で考えれば、他人との違いを明確に出来るということ。
今まで、みんなが右を向けば右を選ぶような性格だった方も
自分の考えやその背景を知れば、流されずに判断し
本当にやりたいことに向き合うことが出来るでしょう。
やりたいことを見つけるのが自己分析の最大の成果となります。
早速、自己分析をしよう
なぜ必要かについて述べてきました。それでは実践編に移ります。
自己分析は簡単です。
しかし、しっかりと時間をかけて自分を知るいい機会になります。
あなたに合ったやり方で適切にやりましょう。
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なぜ?なぜ?でエピソードを深掘り
エピソードの深堀りは重要です。
自分の強みを探す際の方法として、エピソードに対してなぜ?と質問する方法があります。
質問で掘り下げる結果、真の強味や要求が分かるといった方法です。
テーマを選ぶ
テーマをまず選んでいきます。思いつくテーマが無ければ下記から選んでください。
・打ち込んだこと
・嬉しかったこと
・頑張ったこと
・大変だったこと
正直、どのテーマを選んでも大丈夫です。
あなたが感覚的に思いつく経験から決めてもOKです。
ブレインストーミング(エピソード出し)
決めたテーマで、どのようなエピソードがあるかを書き出しみましょう。
この作業ではどれだけ多くのエピソードを出すかに集中してください。
思い付くままに書き出していきましょう。
例えば、「頑張ったこと」で考えてみると大テーマは下記のとおりです。
・アルバイト
・サークル活動
・新しいことへの挑戦
・留学
・筋トレ
これを少し肉付けすると下記のとおりです。
・アルバイト
⇒バイトに打ち込み多くの生徒を大学へ進学させた。
・サークル活動
⇒有名なサークルにするため、PR活動を頑張った。
・新しいことへの挑戦
⇒音楽を始めた。学園祭で発表できるレベルまで頑張った。
・留学
⇒ 苦手だった英語を克服するように頑張った。
・筋トレ
⇒ぽっちゃりだった自分を変えるため、肉体改造を頑張った。
ざっくりとしたエピソードで十分です。
この段階ではどのようなエピソードがあるかを把握して整理しましょう。
なぜ?でエピソードを掘り下げる
それでは上記の例の中から例「留学」で掘り下げを行っていきます。
・ 苦手だった英語を克服するように頑張った。
↓↓ なぜ頑張れたの?
・英語を絶対に習得したいと思っていた。
↓↓ なぜ習得したいと思えたの?
・海外のお客さんに上手く意図を伝えられなかった悔しい経験から。
↓↓ なぜ悔しいと頑張れたの?
・悔しい気持ちが原動力となって行動(勉強)に移せたから。
↓↓ なぜ行動に移せたら頑張れたの。
・勉強すると課題(弱点)が明確になるから。
↓↓ なぜ課題が明確になると頑張れたの?
・課題が分かれば計画を立てらたから。
↓↓ なぜ計画が大事だと思うのか?
・計画が決まればタスクが決まり仕組み化できるから。
↓↓ なぜ仕組み化できれば頑張れたの?
・英語を勉強するのにストレスがなくなったから。
↓↓ なぜストレスがないと頑張れたの?
・考える工程を減らし、無駄を省いたから。
↓↓
【結果】英語力が伸びた。
英語学習にフォーカスしたので少し真面目な感じになりましたが、
この深堀から見える私の強みは
・課題を見つけて、対処法について計画を立てれること。
・計画を立て、習慣化することで行動を継続させること。
これらの強みは、実際に培った英語のスキルと同様に重要です。
色んなケースでこれくらい深堀りすれば何かしら自分の大事にしている考え方や、
思いの部分が見えてくきます。
サークル活動のエピソードなら「友人との人間関係を大事」、「周囲の人間と調和をとりつつ、モチベーションを維持すること」とかが大事な価値観の部分で浮き彫りになっていました。
ぜひ自分の実体験に合わせて行ってみてください。
思わぬ結果に新しい自分と出会えるかも知れませんよ。
自分史を作る
自己分析を一度は経験した方は聞いたことがあるかと思います。
過去の経験を整理し、自分の判断の傾向を知るという自己分析方法です。
過去の経験をブレインストーミング
時間があるの方は『小学生⇒中学生⇒高校生⇒大学生⇒社会人・・・』といった形で
幼少期から今までを遡っていき、下記に類するエピソードを書き出していきましょう。
・一番頑張ったこと
・困難だったこと
・成果が出せた経験
エピソードを書き出す前に、自分の人生を0歳から現年齢までの人生の浮き沈みを
折れ線グラフで書き表していきましょう。
そこに書き込んでいくのが目視で分かりやすく、自己分析が促進されます。
↓↓ーの箇所、+の箇所に理由を書き込みます。

過去の経験を掘り下げ
各ライフステージの経験をそれぞれ掘り下げていきましょう。
・エピソード
・なぜそのエピソードになったか(経緯)
・エピソードの詳細
・成果
・問題となった点
・問題解決するためにしたこと
・なぜその解決方法をしたのか
・結果、学んだこと(副産物)
成果を出すために努力したこと、ぶつかった壁を乗り越える方法など、逆境をいかにして乗り越えたかが、自分の強みとなる武器になります。
そしてなぜそのような行動をしたか。どのようなことを学んだかを理解することで
同じような出来事に直面した際に、対処できる再現性を伝えることができます。
分析(掘り出し結果)の整理
各年代で抽出した問題や強み、判断を行うにあたりの考え方をリストアップしてみましょう。
しっかりと分析するとあなたの共通点が見えてきます。
・あなたの人生の選択する際の共通点
・判断基準となる考え
・分岐点(考えが変わった箇所)※
※特に重要です。分岐点はより深堀りして明確にしましょう。必ず、重要な情報が詰まっています。
まとめ
自己分析はあなたがこの世知辛い世の中を生きていくために必要な分析です。
自分を知るということは、地図と武器を同時に得ること。
つまり、就活・転職など対象を問わず、相手に対して自分がいかに重要な人物かをアピールするための接点を発見できます。
この接点こそが、就活関係の試験を勝利を導く鍵でもあります。
しっかりと自分を理解して、将来設計をしましょうね。では。
コメント
[…] ※自己分析をして自分の将来像をイメージしよう。 […]