こんにちは。
不景気が訪れると大人気になる職業No.1の公務員について執筆します。
私は大学を卒業して以降、6年間行政職員として任命権者に任命を受けて
従事してました。
民間で働いている方や学生の方は公務員ってなんとなく、イージーな想像を
されている方多いですよね。
ベールに包まれている『公務員』について執筆します。
今回は給与、福利厚生等を紹介していきますね。
目指す方はぜひ参考にしてみてください。
ぶっちゃけ高いの?
公務員を目指す方は給与、休日は気にされているでしょう。
ずばり、
『世間が騒ぐほど、高くはない。』 ですね。
平均年収686万円(平成30年度)なので民間企業の平均年収441万円(平成30年度)と
比較すると高く感じるかも知れませんね。
ただ、民間の平均年収は上場企業や大企業だけではなく、中小企業を含みます。
そのため、大企業の年収をイメージして就職をされると
想像より年収は少なく感じるかも知れません。
中小企業 < 公務員 <大企業
公務員の給与は自治体によって異なる
公務員の給与を決めるのは、自治体が持つ条例により決定します。
つまり基本給は自治体ごとに異なるということです。
そのため、行政職員の中でも地方自治体を選ぶ際には
単純に家から近いから選択するのではなくて、基本給の高い自治体にすると良いかも知れません。
ライパイレス指数という物価指数に応じて決定されます。
正直、詳しくは分かりませんが、
希望の自治体を検索して指数を確認し、平均年収を確認しましょうね。
隣の自治体で年収に差がありますのでご注意を。
給与の増え方
給与の増え方は気になりますよね。
入るまで給与の仕組みはあまり気にしていませんでした。
行政職棒級表で決まっている
公務員の給与は棒級といって給与テーブル内でランク付けがされており、
その自分の級に応じて基本級が決定する形です。
例:職級 2級、号棒 38 、基本給:232,000円
大卒で入庁して、きちんと業務を回すことが出来れば
同期全員が同じペースで昇給します。
差がつくとすれば、役職が付く年齢になったときです。
主幹、課長補佐、課長、局長、部長となるにつれて
職級が一つ上がるため、出世するかしないかで差がつきます。
それ以外はほとんど差がつかないのが現実です。
※近年は民間と同様に業績評価を実施しており賞与に影響します。
若いうちは低い
平均年収686万円と言われてますが、正直20~30代までは民間企業と比較して低いです。
特に新人として入庁した時はかなり低いです。
横浜市:204,276円(基本給+地域手当)、賞与4.4ヶ月
つまり年収は3,350,126円となります。
もちろん、残業がなかった場合の計算となりますが、
けして高いとは言えません。
横浜市でこれなので、地方の自治体はもっと少ないです。
※一年目の夏のボーナスは4-6月しか勤務していないため、少額となります。
しかし、がっかりしないでください。
役職がつく年齢になれば、公務員の平均年収程度にぐーんとUPします。
35歳程度を目安に出世しますので、そこまでは贅沢をせず仕事を頑張りましょう。
給与以外について
公務員は大企業ほどではありませんが、給与以外に追加で生活をサポートしてくれます。
住宅手当 または 寮
住宅手当は自治体により金額は異なりますが、すべての自治体で支給しています。
実家から通勤する人を除きますが。
金額は家賃の半分を負担してくれますが、上限は27,000円です。
つまり、54,000円以上の家賃の場合は27,000円まで補助してくれます。
異動がある自治体では寮を持っている場合があります。
家族用、独身者用と自治体によって異なりますが、とても低価格で生活できます。
ただし、綺麗かどうかを人事の方に確認をしてから住むように。
めちゃくちゃボロボロの寮だったという話は公務員宿舎あるあるです。笑
その他手当
皆さんがイメージする普通の手当はすべてあると思って大丈夫です。
・通勤手当
・配偶者手当、扶養手当
・超過勤務手当 (残業代)
・地域手当(都会)
・寒冷地手当(めちゃ寒い地域)など
まとめ
今回は公務員の給与事情について執筆しました。
これから就活する方で公務員を目指す場合に少しでも安心して、就職先の選択肢に加えてもらえればと思います。
正直、難易度からすると給与は低めだと感じています。
入庁試験、業務範囲の広さ、時代に合わせて変わる制度など話だせばキリがないほど
仕事はありますし、絶対に誰かがやらなければいけない仕事です。
給与以上の働きができる公務員になる方が増えることを祈ってます。
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