【必見】地方公務員(行政職)のやりがい

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公務員の仕事はやりがいがない。って思っている一般の方は多いですよね。

デスクで事務をひたすらしているイメージ持ってませんか。

書類を作成したり、

窓口対応をしたり、

同じような作業を繰り返すイメージ。

テレビドラマで公務員を取りあげるときは、淡々と事務をしたり

住民の方に誤っているシーンをよく目の当たりにします。

今日は実際に私が経験した公務員生活から

やりがいについて執筆していきます。

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どのような仕事があるの?

まず、公務員の仕事ってどのような仕事があるかをまとめていきます。

私は地方公務員として地方の自治体で勤務していたため、

内容は県庁や市役所での業務内容で執筆します。

業務の種類

業務の種類は地方行政にかかわる仕事はすべてをカバーしますので幅広いです。

総務・人事・財政

総務が一般的な事務業務です。文書の管理、公印の使用管理など多くを法、条例に基づいて

管理するのがメインです。

人事は一般的な企業の人事業務と同様です。全職員の配置や新人採用などを担当する仕事です。

財政はすべての部の予算管理を司る部署になります。部からの要望に対して中間的な立場で

本当にその自治体に必要な予算かを判断するもの。または必要な支出かを判断します。

県土整備・水道

インフラ整備に関わる部署です。

国の補助金対応や技術的な対応、サブコンの管理など幅の広い業務になります。

水道に関しては一般家庭に配水する水の浄化装置の管理、定期運転できるように整備しています。

農業・産業・地方創生

農業を営む方への支援から農地を整備する業務です。技術的な支援や港の整備も含まれてます。

商業の活性化のために商工会などと連携をとり地域を活性化する。

または地方に企業・人を誘致して都会に負けない魅力的な街づくりをします。

福祉・教育・税務・医療

少子・高齢化対策や、障がい者などの福祉、保健、医療、年金、保険などの業務を行います。

また、行政の基盤を支える税金を課税・徴収・管理する部署です。

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やりがい

上記で示したとおり、とても幅広い業務があるため、

貴方が考える『やりがい』を見つけることは可能です。

どんな業務にやりがいを感じるか

まず、どの仕事をする場合でも必要なのはあなたがなにをしたいか。

ここがはっきりしていないとどの部署にいっても満足はできないというのが答えです。

・直接型:住民とふれあいサポートをしたい
・間接型:組織に対してサポートをしたい
・政策型:調査や計画を立て行政の根幹を整備したい
・基礎型:公的な業務(書類、税金、財産の管理)がしたい

ざっと分けるとこんな感じです。

行政が抱える部門ごとに上記で振り分けることができる仕事があります。

やりがいについて

やりたい業務を明確にしてから行政職を目指すことは大事です。

どこにモチベーションを感じていて、どのような施策に関心があり、

アプローチの仕方などを検討をすることで集団面接や最終面接で有利になります。

しかし、入庁した後はあまり狭い目標や部署に固執していると、

不満を多く抱えてしまいます。なぜなら、

希望通りの異動は叶わない

希望通りの異動は叶わないです。

これは事実です。特に多くの自治体では一人一人の希望に合致するように

異動を行うことはほぼ不可能です。

多い自治体では30,000人ほどおり、望みの部署の仕事は一つの課、グループです。

多くて8人のグループで、年齢も若い担当者から40代前後のチームリーダーです。

そして一人が異動となる場合、同じ年代の職員がそこに当てはまります。

そして一つの部署を約3年間従事するため、タイミング良く異動する同世代が

希望部署に居なかったら、そもそも叶わないということです。

例外もある

単純な異動は難しいことは理解できたと思います。

ただね、例外もあるんです。

それは「新規部署立ち上げ」です。

例えば、東京オリンピックや国体の運営計画など多きなプロジェクトに向けて

知事や組長が判断した場合、新たな部署が設置されます。

そして庁内で異動を希望する職員を集うため、公募があります。

書類を提出の上、面談を行い決定されます。

公募のケースだと希望通り異動できる場合もあるということです。

※ただし、自治体や時期によるので必ずあるとは限らないです。

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私の経験談

私の場合は以下の業務に従事しました。

・直接型:確定申告、課税、徴収などの業務
・関節型:組織への補助業務、調査業務

個人的には幅の広い業務体験をさせて頂きました。

さて、やりがいという側面は多くの業務の陰に潜んでいると

私は行政の業務の中から感じることができました。

直接型の業務

名前のとおりですが、住民の方と直接接する業務です。

この業務はお客様の声を聞くことができるので、

感謝の言葉を貰えるため、小さなやりがいはそこら中にあります。

確定申告の制度や方法で悩んでいる場合に丁寧に制度から考え方・計算方法を指導する。

問題を解決することでやりがいを感じるパターンです。

次に税金の徴収業務の場合は二つの側面で考えることができます。

・公平性を保つために支払っている方が損をしないように行う業務
・数値で立てた目標に対して、どれくらい一年間で解決できたかという目標

個人的に最初は公平性のため、住民のためという動機だけで従事してましたが、

状況を解決するために数字で目標を立て、どのような手段で達成できるかという具体的な

目標をクリアしていくことにやりがいを感じていたのを覚えています。

1年間で○○件減少させ、歳入を〇〇〇万円増加したと

具体的に達成感をイメージできたからです。

関節型の業務

関節型の業務はイメージしにくいと思いますが、民間企業でいうところの

B to B のビジネスモデルと似ているとイメージしてくださいね。

私の場合は市町村が管理している施設に対して、

国、県の税金補助を行い、運営管理を行うものがメインでした。

・補助対象施設が適正な業務を行っているかの確認、指導
・補助基準を満たしているかの確認
・新たな取組をしたい施設、市町村に対して有効的な情報や補助制度の提案

やりがいを感じる部分は多くありました。

国の法、令、規則が改正されることで、自治体の条例に伴う取扱規程の変更が必要となるケースがあります。

その業務により、施設が実施しなければならない手続きや運営が変わります。

例)保育施設の場合
・配置基準が変わる
・保育士、看護師の設置基準や時間の考え方が変わる
・補助金の計算方法が変わる

上記は一例ですが、それに伴い各市町村や関係施設に対して

説明会を実施した上に実務上においても指導を行います。

そのため、法改正の意図を国から情報収集及び法令規則を理解することを行います。
※毎年更新するため、大変でした。

踏まえた情報や他自治体の応用例や民間のシステムの情報を自分に落とし込み、

各市町村や施設が抱えている課題を解決する。

とても大変でしたが、コンサル的な側面と管理するマネジメントの側面にやりがいを感じていました。

まとめ

公務員の仕事はやりがいがあるのかについて執筆しました。

結論はめちゃやりがいのある仕事です。

ただ、あなたの考え方一つです。

あなたが任命された部署で関わる顧客(住民、企業)に対して、

なにができるか、どうやって達成するか。

これを考えれる方には最高の職業です。

なぜなら、3年に一度異なる分野で業務に従事できるからです。

分からない状態からスペシャリストになれる公務員。

優秀でやる気のある人材は試験を軽く突破して入庁してくださいね。では。

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コメント

  1. […] ※公務員のやりがいについてはこちらから […]

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