人間関係が上手くいかない貴方へ(認知的不協和)

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社会人生活を送っていると上手くいかない場面に多く遭遇するかと思います。

精神的にストレスとなる事例の多くは人間関係だと言われてます。

人間関係がこじれるとそれに連なる全ての事象が憂鬱になります。

防げるものなら事前に防ぎたいですよね。

とは言え、人間関係といっても様々です。

例えば、上司・同期・部下などの社内での問題。それから社外の得意先や関係企業。ステークホルダーとの関係などが挙げられます。

考え始めるときりがないくらい人間関係は存在しています。

上手く立ち回るために必要な考えとして理解してもらいたいのが、”認知的不協和”です。

早速、見てきましょう。

認知的不協和とは

まず認知的不協和とは何かについて説明します。

認知的不協和理論とは、米国の心理学者レオン・フェスティンガー氏により提唱された”自分の考えと行動が矛盾したときに感じる不安を解消するため、考えを変更することにより行動を「正当化」する現象を説明した理論”です。

つまりは「行動」と「考え」が異なるときに違和感を感じる現象です。

例を挙げて説明します。

夏までに絶対痩せて海に行きたい!でも飲み会でお酒飲んで食べてしまった。。。

ここでは「考え=痩せたい」、「行動=食べて飲んで」が当てはまります。

この考えと行動にずれが生じてしまうと人間は非常に気持ち悪く感じてしまいます。

その状態を解決するため考えか行動を変えるという理論です。

今回の場合だと今日は○○な日だから食事をしても大丈夫。明日からやれば問題ない。と多くのダイエット失敗者は考えを再定義します。

基本的に行動よりも考えを変更する

皆さんの経験則で考えて頂きたいと思いますが、考えと行動が異なる際にどちらが優先して変更されるか。

過去の経験をベースに考えてみてください。

早起きしたい。けど起きられなかった。

勉強して資格取りたい。友達との遊びに出かけた。

など例を挙げればきりがないかと思います。

こんな時に緊急性がなければ(○○までに資格を取らないと減給など)、人間は楽な方を変えます。

つまりは行動よりも考えを再定義するということです。

理由としては”人間は変化を恐れる”生き物だから。

この一言に尽きます。

行動を変えるというのは、今までの習慣を変えるためハードルが高いです。

その一方で考えては身体的には変化する必要がないため、簡単に変えることができます。

そのため基本的には行動に考えを寄せるということです。

この考えはめちゃくちゃ大事。

人を動かす基本になるので、理解して日頃の生活に落とし込みましょう。

人間関係が上手くいかない理由

そもそも現状として人間関係に悩んでいる方は考えて欲しいです。

なぜ人間関係が上手くいかなくなってしまったのか。

これは1つの大きな問題やトラブルが原因で起こって人間関係が悪くなるわけではなく、日ごろの行動習慣から人間関係を悪くしてます。

仕事のミスで迷惑をかけた。

初めてあった研修で意見が合わず変な感じになった。

秘密をばらしてしまった。

初対面の上司に説教された。

このような些細なことをきっかけにして気まずくなることは多い。

気まずさを払拭することなく、自然と避けるため人間関係が悪化します。

つまり大きなトラブルはきっかけであってその後の行動で、関係性の悪化を防ぐことは可能だということです。

認知的不協和の活用法

どのように認知的不協和の考えを活用していくかについて考えていきましょう。

上記で例に挙げたミスやトラブルから疎遠になり、その後の人間関係が悪化するケースは非常に多いです。

ここでポイントになるのは、トラブルが発生したことでもなく、ミスをしたことでもないです。

ポイントは”避けた行動”です。

ここで認知的不協和の定義を思い出してください。

行動と考えがずれていると気持ち悪くなり、考えを行動に寄せるよう再定義するということです。

つまりは”避けた行動”を取ってしまうと心も寄せてしまいます。

気まずくなるきっかけは発生したとはいえ、一度で嫌いになるなどあり得ません。

しかし避けた行動により、脳が”避ける=嫌い”と認識し直します(再定義)。

つまり、この時初めて人間関係が悪くなり修復が難しくなります。

※自分からも修復したいと思いにくくなる。

じゃあどうすれば良いか。ここまで読んでくれた皆さんは分かるでしょう。

今まで通りの行動を取る。

今まで通りの仲のいい同僚に接する態度や挨拶をする。

これだけで問題は解決します。

最初は頭の中では話しかけたり、挨拶をするのは気まずいと思います。

しかし考えは行動に寄せられていくため、自然と違和感はなくなります。

脳が「嫌いじゃない=好きな人」だから話しかけていると勘違いをします。

そのため自分の中にある人間関係が悪いという感覚そのものが薄れていきます。

一握りの勇気で出来ることで解決できます。

この積み重ねで必ず解決できると思うし、悩みの母数は減少すると思います。※感じ良く接することは大事。

”1日一度は苦手な社員に自分から挨拶をする”

これを座右の銘にしてください。

ちなみに相手側としても、毎日あなたと話しているため、苦手な方とのイメージは持ちにくく、好感を持たれる可能性は高いです。

ほんとに簡単に社内でのストレス緩和が出来るので実践あるのみです。

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